正しさだけじゃ割り切れやしない




いない。



どこにもいなかった。



悲しい。悔しい。寂しい。



この感情が妬ましいになってしまう前に。






当たり前こそ大切にしなければいけない。当たり前が当たり前じゃなくなるのはいとも簡単なことで、当たり前じゃないことが当たり前になるのは案外難しい。でも永遠も絶対もないのなら、当たり前なんてものもない。そうだとしても、わたしたちは目の前のことを当たり前として捉える。当たり前が当たり前であるうちにそっと包み込みたい。どんな短い期間でも良い、いつか崩れてしまっても良い、いま目の前にある当たり前を愛していたいのにどこにも当たり前なんか無いじゃないか。







わたしは水面で踠いているだけなのかもしれない。



その一点で飛沫を上げようが、深く潜った海底においてはわたしがもたらうる変化はない。



なにを、どうしたら、変わる?




全てが良い方向に、と。



そんな都合の良いことは起こらない。




知っていながら願うのです。